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■第7回 >>> いつかまた・・・。 |
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| クルーズも いよいよ終盤。 「大きな船はいつも、私たちの島に悪いものばかり持ち込んできた。鉄砲とか疫病とか。あるいは私たちの島から いろんなものを持ち去っていった。あなたたちピースボートは、初めて、大きな船で“平和”を運んできた。何も持っていかず、“幸せ”を置いていってくれた」。また来なさい、と握手して見送ってくれたタヒチの長老の言葉を、MMは忘れられません。子供たちに遊んでもらったり食事をご馳走になったり、歓迎してもらったのは むしろこっちなのに…。 コンセプトの“出会うための旅”。それは船内・寄港地を問わず、また人間だけでなく自然や文化、歴史など、実に多くの「出会い」がありました。英語よりもスペイン語の言語圏の広さに驚いたり、街並みや物価がとんでもなく変わることに戸惑ったり。 帰国してみると、この間に日本の状況もずいぶん変わっていて(自衛隊はイラクへ行き、「モーニング娘。」はまた人数を増やしていた)…ただでさえ、いろんな経験をして消化不良気味なのに。 MMは帰国後、まず船で描いたたくさんの似顔絵をネットで公開し、手作りの新聞を出しました。その後の人生が変わった
なんて言うとおおげさに過ぎますが、時事ニュースを観るようになったとか、フェアトレードの店で買い物をしてみた、くらいの変化はあったかな。たまに当時の仲間たちと連絡をとって集まったり。…いつかまた、世界の友達に会いに行きたいなぁ。(終わり) |
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■第6回 >>> 船内エコ生活。 |
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| MMが持参した日用品は、歯ブラシと歯磨きチューブのみでした。固形石鹸がアメニティとして備わっていたので、3ヶ月間、髪も体も服もそれで洗ってました。
船内生活は、全体的にエコ生活です。 食事は、時間を決めてのバイキング形式。自分の食べられる分だけを皿に取り、取ったものは残さず食べるのが基本。大皿に少なくなった頃合を見計らって、クルーが追加を作ります。それも、残り時間を考慮して必要な量だけ。それで余った料理は、クルーの賄い食に充てられたり、ちょっと手を加えて、翌日の食事に再現されたりもします。安い船なのに(安いからこそ?)、ずいぶんがんばっていると好感を持ちますね。 生活用水は各寄港地で補給するので、各国水事情が推し量れたりします。 船内で出たごみは、規定に沿った方法で、「海中投棄」されます。量を極力減らす努力はするけれど、それでもごみは出てしまう。甲板の上から見ていると、船倉の小さい扉が空いて、クルーの投げ落とすごみ袋がドボンドボンと青い波間に沈んでいくのが見えて、自分もやっぱり「ああ、棄ててる」と後ろめたい…。 (MMは今日もごみを分別する) |
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■第5回 >>> う〜ん、ダイナム…。 |
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| MMは、船内新聞の局員でした。 新聞作りは深夜の仕事。昼間の講座や企画のあと、夜毎のお勤めが始まります。眠気との闘いは気力で制し、なかなか記事を出さないスタッフとの闘いは根性で制し…。そうして明け方までには500部を刷り上げるのです。 そんな局員たちの大敵…それが「揺れ」と「時差」でした。 作業する場所は、船倉にある工房。 船の旅では、飛行機のように一気に長距離を移動しないため、時差が1時間ずつ発生します。インド洋や太平洋をほとんど真西に直進した期間は、毎日が25時間。ここで、「減るならともかく増えるんだからいいじゃん」というのは甘い。落とし穴は、新聞局員の場合、“寝る”時間は増えなかったということです。 ひたすらに地球の表面を行く、船の旅。「地球一周ってこういうことなんだなぁ〜」 |
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■第4回 >>> 地球の裏側の友達へ |
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南米大陸、アルゼンチン。 今日のMMは街頭で、ピースボートのプロジェクト「スペース」(SPACE;Share Peace, Art, Culture, Energy)の、歌とダンスによるパフォーマンス活動をやっています。曲は、The Boomの「島唄」。知る人ぞ知る話、日本の「島唄」は、何故だかアルゼンチンのサッカーの応援歌だったりするのです。ちょうどW杯の記憶も新しい頃、道行く人たちが足を止めて大喜びで聴いてくれました。MMは船に乗ってから知ったのですが、この歌詞は、沖縄の美しい風景にのせて戦争の悲惨さや悲しみを詠い、平和を願う歌。せっかくだから、日本語の歌詞の意味までちゃんと説明して、それで支持してもらえたら嬉しいな。 スペイン語で解説しながら全てのパフォーマンスが終わると、観衆の中から「すごく良かった」「日本からわざわざ平和活動にやってくるなんて素晴らしい」「メールを送りたいので連絡先を教えてくれない?」と言ってくれる人が集まってきたんです! 民間の国際交流のメリットって、こういうところです。この小さな積み重ねが最終的にはどれほど大きな力になるか、決して馬鹿にはできないぞ〜! (MMの旅は今日も楽しい) |
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■第3回 >>> 地球まるかじり@タヒチでのひとくち |
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旅行すると食事が口に合わないの(涙)…なんて、MMに限ってそんな。好き嫌いなく、しっかり食べるのが旅の心得。気力と体力の源は「食」にあり、です。しかも今回の旅は地球一周。美食珍食とりまぜて、多様な料理を口にする機会がありました。そんな中からこの「ひとくち」をご紹介! 頃は2月、処はタヒチのとある村。MMは長老から、先住民のマオヒ族に伝わる伝統的な飲み物、「シャカオ」を供されました。これは、ショウガ科の木の根を石で叩いて潰し、水をちょっと加えてさらに叩くと、どんどん粘りが出てきます。それをハイビスカスの葉で包み、何度も絞ってできたもの。飲むと、痛覚が鈍くなり、軽くトリップするとかしないとか…。軽い麻薬みたいなモノと考えて間違いなさそうですが、この鎮静作用のために、先住民は麻酔代わりに使うらしい。非合法ではありません、念のため。 口に含んだシャカオは、やはり泥臭くて非常に不味い。そのうち、舌が痺れるような強烈な刺激がやってきました。なのに「一気に飲み下すのでなく口の中でまわしながら少しずつゆっくり嚥下する」ように言われて、MMの口の中はすでに仮死状態。舌はそれから半日近くも麻痺していました。 (MMは今日も元気) |
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■第2回 >>> 船内★うら話 |
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旅程の三分の二は航海なので、船内ではいろいろな企画がありました。その中で、ピースボートや船側のイベントではなく、乗船者が自分でやりたいことを申請して行なうのが「自主企画」。太極拳ができる人は「太極拳教室」、歌を歌いたい人は「合唱団」。「22歳あつまれ!」とか「夕焼け鑑賞会」なんてのもアリ。 ちなみに、一眼レフを構えて参加したこの方、「赤道直下の海面はうっすら紅く」、洋上に「標識」(『緯度0°』とか?)があると信じておられた様子。いちおう突っ込んでおくと、それって「赤潮」と、南北の「極点」では…。 (MMの旅はつづく) |
※赤道・・・中国で使われ始めた言葉。 “赤”は「太陽」とか「南」を示し、「太陽の通る道(太陽がここの真上にあると考えた)」ということから、“赤道”の呼び方が生まれた。 |
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■第1回 >>> はたして船に乗れるんか!? |
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明日から世界一周に出発するという12月某日。大学4年生でバイトに来ていたMMは、そのとき、まだ会社のパソコンで卒論を書いていました。さすがに職場の人たちも不安そうな気配。物言わずともその視線が背中に痛い… 安堵とともに夕方帰宅したMMを待っていたのは、徹夜の荷造り作業でした。 3ヶ月の長旅といっても、基本は1週間×12でしょ!! と気合を入れて、これもまたギリギリでクリアー。荷物は絶対スーツケース1個、よし、7割強で収めた。 これからMMは、NGO「ピースボート」の主宰する、第40回「南回り地球一周」フルクルーズに参加するのです。ともかくも、10年越しの夢、MMの世界一周が始まります。 (つづく) |
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